優れた栄養価を持つ「ひえ」を練り込んだ素麺です。
岩手県北地方は日本有数の雑穀生産地。優れた栄養価を持つ「ひえ」は縄文時代からの主要食物でした。稗にはカルシウム、ビタミンB、たんぱく質など栄養素が白米の1.5〜1.7倍も含まれています。その稗を練り込み自然乾燥で仕上げました。くるみの味にも似た甘味とシコシコした「稗そうめん」をご賞味ください。茹でたてをお召し上がりになるのが美味しさの秘訣です。
稗や木炭生産日本一の岩手県軽米町は、冬は零下15℃を超える日が続き、夏でも「ヤマセ」といわれる海からの冷たい風が吹く厳しい気候のところです。そんな環境が、高品質の稗、そば、小麦など、ほとんどの穀物を育んできました。かつては10軒以上あった軽米の製麺所も、輸入原料を使用した大手食品会社におされて、今では古舘製麺所だけが残っています。古舘製麺所は明治42年創業で、今でも地元の原料にこだわり、自然乾燥の製法を守り、農家と一緒になって地場産業の復活を目指しています。