大変味が濃く、肉、魚など動物性たんぱく質にも引けを取らない存在感があります。豆腐やてんぷら、豆ご飯など、豆の味が引き立つ料理におすすめです。
むかし田んぼの畦に蒔いていたのが名前の由来となっています。大豆を植えることで根粒菌の窒素が田んぼにゆきわたるので肥料にもなりました。また小ぶりなので「納豆大豆」とも呼ばれ、納豆の材料としても使われています。
北海道の遠軽町(えんがるちょう)にある昭和元年創業の「べにや長谷川商店」は、農家の自家用で地域にごくわずかにしか残っていない在来種の豆に力を入れています。 在来種とは、その土地でつくられてきた作物のことです。農家が代々自家採取して作り続ける中で、気候や風土にあったかたちで育ちます。F1(一代雑種)で作られた作物より形は劣りますが、なによりも味がおいしいのが特徴です。