在来種の黒千石大豆です。豆ご飯や煮豆だけでなくスイーツ作りにもおすすめです。
古くは緑肥作物として栽培されていましたが、時の経過とともに栽培されなくなった品種です。田圃で麦の輪作作物として作付けしており、小粒で病気に強く、皮は黒く中身は緑色の珍しい豆です。抗癌作用や抗アレルギー症状に関与する成分が見つかってからまた注目されるようになりました。
北海道の遠軽町(えんがるちょう)にある昭和元年創業の「べにや長谷川商店」は、農家の自家用で地域にごくわずかにしか残っていない在来種の豆に力を入れています。 在来種とは、その土地でつくられてきた作物のことです。農家が代々自家採取して作り続ける中で、気候や風土にあったかたちで育ちます。F1(一代雑種)で作られた作物より形は劣りますが、なによりも味がおいしいのが特徴です。
・煮豆や豆餅の材料のほか、濃厚な味なので煎った黒千石大豆の豆ご飯は人気です。
・豆を軽く水洗いし、皮がはじけるまで5〜6分フライパンで煎り、洗ったお米にまぜて炊けばおいしい黒豆ご飯のできあがり。[浸水不要]
・スコーンやクッキーに入れてもおいしくお召し上がりいただけます。
・煮汁はそのまま飲んだり、ホットケーキに入れたり黒豆ゼリーなどスイーツの甘み、またドレッシングの材料にお使いいただけます。