
知恵と伝統の生姜づくり
日本独自の品種
金時生姜は生姜の中でも日本の風土、水、土壌で確立された品種です。我が国独自の品種で、その栽培方法は他の生姜と大きく異なります。繰り返し同じ土壌で栽培するとその品質が低下してしまうため、一度使用した畑は約7年間栽培できません。それだけ、大地の栄養素を吸収しているとも言われています。一般の生姜と比べてかなり小さく、香りと辛味が大変強いことが特徴です。これは香りの成分ガラノラクトン、辛味の成分ショーガオール、ジンゲロールを多く含むからです。
こだわりの栽培方法
愛知県の木村農園さんは半世紀に渡り金時生姜のみを栽培しています。創業以来、木曽の川砂を栽培に使用。一度利用した砂はすべて捨て、栽培ごとに毎回新しい川砂を利用しています。これは、土壌を消毒せずに安全な作物を作るためです。先人の知恵と伝統を現在に生かした生姜つくりをしています。 この金時生姜の香り、辛みをそのままに粉末にするために、時間をかけ熱を加えない方法でていねいにていねいに粉砕しました。